優しさなんか捨てればいい

あんた今ここにいるんだから精一杯やりなさい

 

精一杯やっている

ほんとに本気でやってたんか

もっとできたよな

 

気づいて欲しくて待ってたんちゃうの

いやだ、ここにいたくないってだだこねてるんちゃうの

 

心をえぐられた感じ

奥底をこぶしで握りつぶされた感覚

この感情はなに

うざい

むかつく

言葉にしたらこんな言葉になってしまう

こんな簡単な言葉じゃなくてもっと複雑で言い表せない

 

顔がくしゃくしゃになって涙が溢れた

 

壁にもたれてどうしようもない感情をじっくりと味わった

どうしてこんな感情が湧き上がってくるのか

 

優しさを捨てた

厳しさと強さだけでいい

優しさなんていらない

 

どうしようっていう迷いの眼なんていらないんだ

 

闘争心を燃やすその鋭い眼だけでいい

 

どうしたの

かわいいそうだね

つらいね

 

そんな言葉を待ってた

 

でもどれも傷口に刺さる言葉だけ投げつけられた

 

お前はもっと優しさを捨てるべき

そんなのをいつまでも抱きしめて逃げ道をつくっている

 

うまくいくことをどこかで恐れている

どこかできない自分がいることで安心している

 

本気で戦え

本気で向かい合え

切り捨てろ

未練を捨てろ

突き離せ

怒りが私の原動力となる

 

 

 

 

だれかのためじゃなく

とことん自分のために生きてみろ

 

 

 

 

優しさなんか捨てちまえ